ポートフォリオ論
講義要項

3〜4年

担当:高橋豊治

【方針】

1952年にマーコヴィッツ(Markowitz)がポートフォリオ理論に関する論文を発表してから、すでに半世紀近くが過ぎようとしています。この半世紀は、投資収益率についてはリスクとリターンとの関係への着目、有望銘柄の発掘からポートフォリオ運用へと、理論的にも実務的にも大きく進んだ時代でした。
 この講義においては、マーコヴィッツの平均=分散分析(MV approach)に始まり、1960年代中ごろのシャープ(Sharpe)、リントナー(Lintner)、モッシン(Mossin)らが展開した資本資産評価モデル(CAPM)、ロール(Roll)やロス(Ross)を中心とした裁定価格理論(APT)などの、現代ポートフォリオ理論(MPT)の考え方を身に付けることを目的としています。

 なお講義においては、概念的な説明だけでなく、机上の空論と言われないように、できるだけ実例を交えた説明を心がけたいと考えています。

【成績評価・試験方法】

前・後期試験、夏休み期間中に作成する(任意提出の)レポート、ならびに授業に対する貢献度(有益な発言・質問など)を総合して評価します。

【日程・内容】

日程・内容・配布資料等は、web上で順次公開します。

【教科書・参考書】

<教科書> 
釜江 広志 編 証券分析の基礎〔改訂版〕  有斐閣 1,800円 ISBN 4-641-12032-3

この他、必要に応じて講義中に資料を配付する予定にしています。

<参考書>

釜江 広志 編 入門証券市場論 有斐閣 2,200円 ISBN 4-641-08623-0 

日本証券アナリスト協会 編 証券投資論・第3版 日本経済新聞社 5,400円 ISBN4-532-13156-1

TAC証券アナリスト研究会 編 証券分析 TAC出版 1,500円 ISBN 4-88587-703-2 

【その他】

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